“吝(を)” の例文
僕等は勿論動物園の麒麟に驚嘆の声を吝(を)しむものではない。が、僕等の家にゐる猫にもやはり愛着(あいぢやく)を感ずるのである。
すこしばかりの賄賂(まひなひ)を吝(を)しみし御蔭にて憐れなる初花太夫は磔刑(はりつけ)か火焙(ひあぶ)りか。音に名高き初花楼も取潰しのほか候まじ
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)