“吝嗇漢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りんしょくかん35.3%
けちんぼ29.4%
しは(わ)んぼ5.9%
しぶちん5.9%
しみつたれ5.9%
しわんぼ5.9%
しわんぼう5.9%
シワンボウ5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
予が社会よりは吝嗇漢りんしょくかんののしられ、婚約者アンネマリーとの結婚さえも延期せざるを得ざる現在の状態は、そなたのよく知るところであろう。
グリュックスブルグ王室異聞 (新字新仮名) / 橘外男(著)
これは吝嗇漢けちんぼの安二郎にはちくちく胸痛む条件だったが、けれどもお君の肩は余りにも柔かそうにむっちり肉づいていた。
青春の逆説 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
吝嗇漢しは(わ)んぼに茄子は買は(わ)すな日本橋——か、ハッハッハッハ、こいつは面白い、逆さに読んでも同じだ、落首もこれ位になると点にへえるよ」
礫心中 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
ところが、野瀬安二郎が大工を五日も雇ったので、人々はあの吝嗇漢しぶちんの野瀬がようもそんな気になったなと、すっかり驚かされた。
青春の逆説 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
金持ちの質屋の若旦那、ようござんすわねえ、そういう人も。……でも、こんなのは厭ですよ、おこもに、三助に、下足番に、聾者つんぼに、盲目めくらに、吝嗇漢しわんぼに。……
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
今日もインドで吝嗇漢しわんぼう嗣子なく、死ねば蛇とって遺財を守るという(エントホヴェン輯『グジャラット民俗記フォークローアノーツ』一一九頁)。
夙に、わたしは吝嗇漢シワンボウと目されて評判が悪かつた。
幽霊の出る宮殿 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)