吝嗇漢りんしょくかん)” の例文
予が社会よりは吝嗇漢りんしょくかんののしられ、婚約者アンネマリーとの結婚さえも延期せざるを得ざる現在の状態は、そなたのよく知るところであろう。
グリュックスブルグ王室異聞 (新字新仮名) / 橘外男(著)
外へ出るとすぐに、去定は「吝嗇漢りんしょくかん」と云って唾を吐いた。それから三軒廻ったのだが、機嫌の直るようすはなかった。
にもかかわらず吝嗇漢りんしょくかんというか、次弟を町奉行所の書記に出し、三弟は家扶かふの代役に使い、四番めの昌平などは
七日七夜 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
小出の家には慥かに金がある、父の又左衛門は偏執的な吝嗇漢りんしょくかんで、ひそかに金貸しまでやっていた。
雪と泥 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
別れるときマッチだけ返してもらったが、急に耳の遠くなった老人は、二度も三度も私の云うことをき返し、そのため私は自分がひどい吝嗇漢りんしょくかんになったような、恥ずかしさを感じた。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
別れるときマッチだけ返してもらったが、急に耳の遠くなった老人は、二度も三度も私の云うことをき返し、そのため私は自分がひどい吝嗇漢りんしょくかんになったような、恥ずかしさを感じた。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)