合計ごうけい)” の例文
大和川やまとがわ淀川よどがわの二すいをひいてほりの長さを合計ごうけいすると三八町とかいうのだから、もって、いかにそのおおげさな築城ちくじょうかがわかるであろう。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
こういって、お百姓ひゃくしょうさんはポケットからかねをとりだして、二十四グロッシェンずつで一ターレルと、合計ごうけい七ターレルをかぞえあげてみせました。
この崩壞ほうかい結果けつか有明灣ありあけわん大津浪おほつなみおこし、沿岸地方えんがんちほうおい合計ごうけい一萬五千人いちまんごせんにんほどの死者ししやしようじた大事件だんじけんもあつたので、原因げんいん輕々かる/″\しく斷定だんていすることはつゝしまねばならぬ。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
そのほか道路どうろ破損はそんはしながれおちたものなどくはへて、總損失そうそんしつ一億一千三百餘萬圓いちおくいつせんさんびやくよまんえん、その復舊費ふつきゆうひ二千四百餘萬圓にせんしひやくよまんえんれると合計ごうけい一億三千七百餘萬圓いちおくさんぜんしちひやくよまんえんといふ計算けいさんでした。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
および余をあはせて総計十七名、中途ちうとかへりし者をのぞけば十二名とす、右の三角印は中途ちうとかへりしものとす、此他人夫十九名同道者どう/\しや三人、合計ごうけい三十九名とす、ただし人夫中四人及道者三人は中途にかへりたるを以て
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
エトナは西暦せいれき千八百九年せんはつぴやくくねん乃至ないし千九百十一年せんくひやくじゆういちねん十回じつかいおい合計ごうけい〇・六一立方粁りつぽうきろめーとるしかしてゐない。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
あるひ七十五尺しちじゆうごしやくといふようなたかさの洪水こうずいとなり、合計ごうけい二萬七千人にまんしちせんにん人命じんめいうばつたのに、港灣こうわん兩翼端りようよくたんではわづか數尺すうしやくにすぎないほどのものであつたし、其夜そのよ沖合おきあひ漁獵ぎよりようつてゐた村人むらびと
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)