“大事件”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だいじけん66.7%
おおごと11.1%
たいじけん11.1%
だんじけん11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「なんだい、ひどくあわてて……どんな大事件だいじけんが起こったっていうのかい? えっ、おまえ、透明人間とうめいにんげんにでもぶつかったというのかね?」
これア何か大事件おおごとがあったのだと思ったから、早速本庁の刑事みうちへ電話を掛けて聞いて見ると、昨夜にも今朝にも大事件なんてえものは無かったと言います。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
しかししやそんな風に根本の観念は生れ変って来るかも知れないとしても、宗教上に寺院の破壊が大事件たいじけんであると同じわけで、固まった道義的観念の破壊も大事件に相違ありません。
この崩壞ほうかい結果けつか有明灣ありあけわん大津浪おほつなみおこし、沿岸地方えんがんちほうおい合計ごうけい一萬五千人いちまんごせんにんほどの死者ししやしようじた大事件だんじけんもあつたので、原因げんいん輕々かる/″\しく斷定だんていすることはつゝしまねばならぬ。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)