“右腕”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みぎうで57.1%
うわん28.6%
うで14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
半助はんすけどのに、代理だいりをお願いいたしたい。この呂宋兵衛は、さきごろ桑名くわなで少し右腕みぎうでをいためておりますので……」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
マス君はしば/\真直まつすぐな鋭い剣を送つたが、たま/\其れを避け外したカ君の右腕うわんから血が流れた。なり深い負傷であるにかゝはらずカ君は戦闘を続けた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
驚きて振りかえる他の一人を今一発、短銃の弾機をひかんとせる時、まっしぐらにせつきたる武男はこぶしをあげて折れよと彼が右腕うでをたたきつ。短銃落ちぬ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)