“叩付”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たたきつ50.0%
たゝきつ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その時はもうまるで夢中で、ただ那奴の憎らしいのが胸一杯に込上こみあげて、這畜生こんちくしようと思ふと、突如いきなり其処そこに在つたお皿を那奴の横面よこつつら叩付たたきつけて遣つた。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
此のときぐらゐ藝術家の意久地いくぢの無いことはあるまい、いくらギリ/\むだとツて、また幾ら努力したと謂ツて、何のことはない、やぶけたゴムまりべたに叩付たゝきつけるやうなもので何の張合はりあひもない。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)