“古諺”の読み方と例文
読み方割合
こげん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「兵は凶器なり」という支那の古諺こげんにも、戦争を以て「正義人道を亡す暴力なり」とするトルストイの抗議にも私は無条件に同意する者です。
何故の出兵か (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
ふぐを恐ろしがって食わぬ者は、「ふぐは食いたし命は惜しし」の古諺こげんに引っかかって味覚上とんだ損失をしている。
河豚食わぬ非常識 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
注意深い彼に似合わしからぬ立派な犯跡をのこすことになるのでネ。ところが御覧のとおりダイヤルは受信機の下に転げこみ、所謂いわゆる灯台下暗とうだいもとくらしの古諺こげんに彼奴はしてやられたのです。
赤耀館事件の真相 (新字新仮名) / 海野十三(著)