“半端”の読み方と例文
読み方割合
はんぱ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「今日は山端やまばな平八茶屋へいはちぢゃや一日いちんち遊んだ方がよかった。今から登ったって中途半端はんぱになるばかりだ。元来がんらい頂上まで何里あるのかい」
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ある、いろいろの苦しまぎれからでもあるか、近頃は大阪弁に国語のころもを着せた半端はんぱな言葉が随分現れ出したようである。
めでたき風景 (新字新仮名) / 小出楢重(著)
半端はんぱの進歩であり、準の正義である。しかしながら理論は「ほとんど」ということを認めない、あたかも太陽が蝋燭ろうそくの光を認めないと同様に。