“半泣”の読み方と例文
読み方割合
はんなき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ウウウーと、物凄い唸声うなりごえをあげて、真赤な消防自動車が、砲弾のように坂を駈け上っていった。麻布あざぶの方に、烈々たる火の手が見える。防毒面をつけた運転手は、防毒面の下で半泣はんなきになっていた。
空襲警報 (新字新仮名) / 海野十三(著)