“千樫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちかし50.0%
ちがし50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
当時の風潮にしたがつてアララギ調で、なかでも千樫ちかし私淑ししゅくしてゐたらしいが、ちよいちよい校友会雑誌などに載るその作品は全部が全部自然諷詠ふうえいで、たえて人事にわたらなかつた。
夜の鳥 (新字旧仮名) / 神西清(著)
岩角に隠れた河岸かしの紅葉も残り少なく、千樫ちがしと予とふたりは霜深き岨路そばみちを急いだ。顧みると温泉の外湯の煙は濛々もうもうと軒を包んでたちのぼってる。
白菊 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)