“勘定書”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんじょうがき53.8%
かんぢやうがき23.1%
つけ15.4%
かきつけ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこへ十八九に見える姿の好い女給が勘定書かんじょうがきを持って来た。彼はインバの兜衣かくしから蟇口がまぐちを出してその金を払うとともにすぐ腰をあげた。
青い紐 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
歌反古だつたから泣かれたやうなものの腸のなかから鼈甲櫛べつかふぐし勘定書かんぢやうがきでも出たらどんな顔をしたものか、一寸始末に困るだらう。
一時にどっとみそかの勘定書つけを持って来られたようなハメになり、ままよと自分も八方破れを取ッて、マスコミのどんな求めにでも応じてしまった。
随筆 私本太平記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あわてて腰を上げながら、勘定書かきつけを出すと、墨江は
死んだ千鳥 (新字新仮名) / 吉川英治(著)