しるし)” の例文
旧字:
婦人のために寃枉えんおうを訴えけるに、そのしるしなりしやいなやは知らねど、妾が三重県に移りけるのち、婦人は果して無罪の宣告を受けたりとの吉報きっぽうを耳にしき。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
介抱したしるしがあって漸々よう/\気がついてわしも悦ばしゅうございますが、決して心配をなさいますなよ
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
(五)まじない、神水じんずい等のしるしの信頼すべからざること。
迷信解 (新字新仮名) / 井上円了(著)