“前代未聞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぜんだいみもん97.1%
ぜんでえみもん2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「大石くんに、似たとこがありますな。一徹居士いってつこじなところ。なにしろ彼は、小学生でストライキをやったんだから、前代未聞ぜんだいみもんですよ」
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
その暴状ぶりは当時戦乱に馴れた時人じじんをしてさえ「前代未聞ぜんだいみもん……」と、眉をひそめさせた程とあるから、よほどひどかったものらしい。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「兄い、どうだ、行く気ぁねえか、いい銭になるぜ、洛北の岩倉村に前代未聞ぜんでえみもんの大賭場があるんだから行かねえか」
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)