“券”の読み方と例文
読み方割合
てがた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
唯今ただいま、思ひつきました。此には海内かいだい第一のお関所がござります。拙者てがたを持ちませぬ。夜あけを待ちましても同じ儀ゆゑに……ハタと当惑をつかまつります。」
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
じゆなく、てがたなきに、この秘閣ひかく廊下らうかところとびらおのづからひらけ、はしらきたむかふるかんがある。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)