切放きれはな)” の例文
切放きれはなれの好いお島は、直に彼等とも友達になったが、一二度体を診てもらううちに、親しい口をきあう若い医師が、二人も三人もできた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
売薬ばいやくもこれでまよつたのであらうとおもうち切放きれはなれよくむきへてみぎさかをすた/\とのぼりはじめた。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)