“切支丹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きりしたん50.5%
キリシタン49.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
切支丹きりしたんが日本に這入って来るのと同じ頃に伝わって来て、九州地方の山窩さんかとか、××とか、いうものの中に行われておったという話じゃ
骸骨の黒穂 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
これだけの人氣をたつた三月くらゐの間に掴んだのは、切支丹きりしたんの魔法使ひではあるまいか、と飛んだことを言ふあわて者もあつた程です。
島原の切支丹キリシタン浪人が天草四郎を担ぎあげて天人に仕立てたとき、アワビの中からクルスが現れたなどと奇蹟をセンデンしたというし
昔でいうと、儒者じゅしゃの家へ切支丹キリシタンにおいを持ち込むように、私の持って帰るものは父とも母とも調和しなかった。無論私はそれを隠していた。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)