“切所”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せっしょ83.3%
きりしょ8.3%
せつしよ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「もし敵に智のある者がいれば、兵をまわして、山際の切所せっしょつにきまっている。そのときご辺の五千の兵は、一人も生きては帰れないだろう」
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
山国谷第一の切所きりしょで、南北往来の人馬が、ことごとく難儀するところじゃが、この男はこの川上柿坂郷に住んでいる馬子まごじゃが、今朝鎖渡しの中途で、馬が狂うたため
恩讐の彼方に (新字新仮名) / 菊池寛(著)
襖一重ふすまひとへ一騎打いつきうちで、座敷方ざしきがたでは切所せつしよふせいだ、其處そこ一段いちだんひくいのも面白おもしろい。
霰ふる (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)