“冥福”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
めいふく97.1%
みょうふく2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
俗世の人が涙で亡き人を送ろうとも、われわれ沙門しゃもんは神に召された法師を喜んでやればよいのじゃ。喜んでその冥福めいふくを祈ればよいのじゃ。
私は、私から大切だいじな恋人を奪った奴を憎んだ。初代の冥福めいふくの為にというよりは、私自身の為に恨んだ。腹の底から、そいつの存在を呪った。
孤島の鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「拙者は冥福みょうふくを願うのではないが」と、条件を附けて置くものもあった。僧侶は金を受けて鐘撞堂を下った。
堺事件 (新字新仮名) / 森鴎外(著)