“内証事”のいろいろな読み方と例文
旧字:内證事
読み方割合
ないしようごと50.0%
ないしょごと33.3%
ないしょうごと16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女にしてみれば、この偉い発明家が何か知ら内証事ないしようごとを、自分にだけ打明けて呉れるといふ事が、何よりも嬉しかつたのだ。
内証事ないしょごとは隠しおおせるものじゃない。不思議なことに、他から漏れずに、本人の口から知れるものさ」
背後は雑木林、前は田圃たんぼ、西隣は墓地、東隣は若い頃彼自身遊んだ好人のたつじいさんの家、それから少し離れて居るので、云わば一つ家の石山の新家は内証事ないしょうごとには誂向あつらえむきの場所だった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)