“其室”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そこ80.0%
そのへや10.0%
それ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其室そこにはその内儀おかみさんのペートン(蓮顕れんげん)という女がやはりダージリンから一緒に来て居る。私はじきに知りましたけれども先方では全く知らない様子。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
或時あるときぐわつすゑ、ドクトル、ハヾトフは、院長ゐんちやう用事ようじつて、其室そのへやつたところらぬのでにはへとさがしにた。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
長さ三間に奥行二間ばかり、其室それが二間に仕切られて居る。けれども元来貴族の御殿風に出来て居るものですから中の壁の模様などは実に立派です。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)