“兵部卿”の読み方と例文
読み方割合
ひょうぶきょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もうそんなことは言わずにおこうと思ったが、だれも聞いていないのだから事実を私に聞かせてくれ、それは兵部卿ひょうぶきょうの宮様のことだ。
源氏物語:54 蜻蛉 (新字新仮名) / 紫式部(著)
一つ さきには讒構ざんこうをもうけて、巧みに、兵部卿ひょうぶきょうノ親王(大塔ノ宮)を流離りゅうりに陥す。その罪の六。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
兵部卿ひょうぶきょうの宮は時が時であったから苦しくお思いになって、桐壺きりつぼ宿直とのい所へおいでになり、手紙を書いて宇治へお送りになったあとも
源氏物語:49 総角 (新字新仮名) / 紫式部(著)