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入水
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じゆすゐ
ふりがな文庫
“
入水
(
じゆすゐ
)” の例文
尋
(
たづ
)
ね出さんと又々
諸國
(
しよこく
)
へ手を
廻
(
まは
)
されけれ共靱負の
在家
(
ありか
)
少しも知ず
其中
(
そのうち
)
西國へ
差出
(
さしいだ
)
されたる
探索
(
たんさく
)
の者より靱負は
泉州
(
せんしう
)
堺
(
さかひ
)
にて
入水
(
じゆすゐ
)
せしと云事を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
まる一晝夜、心當りを探し拔いた
擧句
(
あげく
)
、思案に餘つて兩國から、フラフラと
入水
(
じゆすゐ
)
しようとしたので御座います
銭形平次捕物控:002 振袖源太
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
舞台は
相愛
(
あひあい
)
する男女の
入水
(
じゆすゐ
)
と共に
𢌞
(
まは
)
つて、女の
方
(
はう
)
が
白魚舟
(
しらうをぶね
)
の
夜網
(
よあみ
)
にかゝつて助けられる
処
(
ところ
)
になる。再び
元
(
もと
)
の舞台に返つて、男も同じく死ぬ事が
出来
(
でき
)
なくて
石垣
(
いしがき
)
の上に
這
(
は
)
ひ
上
(
あが
)
る。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
『祖父太政大臣平朝臣清盛公法名淨海、親父小松内大臣左大將重盛公法名淨蓮、三位中將維盛年二十七歳、壽永三年三月十八日和歌の浦に
入水
(
じゆすゐ
)
す、徒者足助二郎重景二十五歳殉死す』
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
此ほどの事かゝんもくだ/\しや大音寺前にて珍らしき事は盲目按摩の二十ばかりなる娘、かなはぬ戀に不自由なる身を恨みて水の谷の池に
入水
(
じゆすゐ
)
したるを新らしい事とて傳へる位なもの
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
入
常用漢字
小1
部首:⼊
2画
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
“入水”で始まる語句
入水死
入水者
入水平戚