“堺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さかい72.0%
さかひ24.4%
ざかい3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「赤絵とあれば、さかいの商人の手にでもかかれば、千金もいたすであろうに。……いや値などはとにかく、近頃、眼の保養をいたした」
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして、疲れて、おまけに少し寒くなりましたので、海岸の西のさかひのあの古い根株やその上につもった軽石の火山礫層くゎざんれきそうの処に行きました。
イギリス海岸 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
ひとみをらすと、京都の町も、暁闇ぎょうあんの底に、見えないことはない。だが、老坂や三草みくさの丹波ざかいをふりむくと、まだ鮮明な星が数えられた。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)