“元金”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もときん50.0%
もと44.4%
もとこ5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
して見ると、君の方には既に損は無いのだ、であるから、この三百円の元金もときんだけを遊佐君の手で返せば可いといふ事にしてもらひたいのだ
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「ケチな事を言うな、どうせ手前の働いた金じゃあるめえ、それんばかりの元金もとで叔母さんを助けられりゃ本望だろう」
元金もとこの借金は遊佐君が連帯であつて、実際頼れて印を貸しただけの話であるのが、測らず倒れて来たといふ訳なので、それは貸主の目から見れば、そんな事はどうでも可いのだから
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)