“僞者”の読み方と例文
新字:偽者
読み方割合
にせもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
聞如何我たねなればとて然る曲者くせもの採用さいようし後にがいをばのこさんこと武將ぶしやうの所爲に有ざれば天下の爲に彼をしてしひ僞者にせもの言詰いひつめ宜敷よろしくけいに行ふ可し是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
私の義務として恐らくは神の小羊こひつじ一匹ひとつであつたかも知れぬこの娘が、實は一人の墮落もの——眞の羊の群に屬する者ではなく、明らかに僞者にせものであり
重三郎は間違ひもなく僞者にせものだ——お安を殺して、忠五郎も亡きものにしようとしたのは、僞物と知つて居る者を殺して、ぬく/\と小松屋の跡取りになるつもりだつたのさ。