“側路”の読み方と例文
読み方割合
わきみち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御身おんみるとおり、こちらの世界せかいではこころ純潔じゅんけつな、まよいのすくないものはそのまま側路わきみちらず、すぐに産土神うぶすなのかみのお手元てもときとられる。
バルキスに怪我でもあつてはと、王は生残つた奴の恐れに乗じて、女王を抱いたまま、人通りの無い側路わきみちへ逃げこんだ。路はまつ暗でしんとしてゐる。夜の静けさが地をつつんでゐるのである。
バルタザアル (新字旧仮名) / アナトール・フランス(著)
あれ、またしてもはなし側路わきみちへそれて先走さきばしってしまいました。これからあともどって、わたくしはじめて玉依姫様たまよりひめさまにおにかかったとき概況がいきょう申上もうしあげることにいたしましょう。