“倫敦塔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ろんどんとう66.7%
ロンドンとう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十八の正月に『倫敦塔ろんどんとう』を読んで以来書きたかった手紙を、私は二十五の秋にやっと先生にあてて書いて、それを郵便箱に投げ入れてから芝居に行った。
夏目先生の追憶 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
『帝国文学』の「倫敦塔ろんどんとう」『ホトトギス』壱百号の「幻影まぼろしたて」などを始めとして多数の作が矢つぎ早に出来た。いずれも批評家が筆を揃えて推賞した。
漱石氏と私 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
二年の留学中ただ一度倫敦塔ロンドンとうを見物した事がある。その再び行こうと思った日もあるがやめにした。人から誘われた事もあるがことわった。
倫敦塔 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それから断頭吏だんとうりの歌をうたっておのぐところについて一言いちげんしておくが、この趣向は全くエーンズウォースの「倫敦塔ロンドンとう」と云う小説から来たもので
倫敦塔 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)