“値段”の読み方と例文
読み方割合
ねだん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
別に購ふ氣もないが、値段ねだんづけてもしてあると其も見る。カン/\日の照付るのを嫌ツて、由三は何時か日の昃ツた側を歩いてゐた。
昔の女 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
やはり少し涼しそうに見えて風にでもよくそよぐやつはそれ相当に値段ねだんが高い、やはり銭相当の戦ぎようをする、というのである。
俳句はかく解しかく味う (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
自転車屋じてんしゃやみせに、古自転車ふるじてんしゃが、幾台いくだいならべられてありました。タイヤはよごれて、車輪しゃりんがさびていました。一つ、一つに値段ねだんがついていました。
とびよ鳴け (新字新仮名) / 小川未明(著)