“信秀”の読み方と例文
読み方割合
のぶひで100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
亡き織田備後守おだびんごのかみの跡目を継がれたはよいが、あのわがままで粗暴な大うつけでは、とても、備後守信秀のぶひでの跡は持ちこたえてゆかれまい。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
父は元、御先代のおやかた信秀のぶひで様の足軽組に仕えおりました、木下弥右衛門きのしたやえもんと申すもの。てまえは、弥右衛門の子日吉ひよしといい、父のい後、中村で母と共に暮して来ました。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
だが、あだかも彼の霊は、すでにその時からそれを予知していたように、清洲の城のおくつきに詣でては、久しぶりに父信秀のぶひでの墓前を掃き、そこから暮靄ぼあい遠く、政秀寺の方を眺めては
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)