かゝはり)” の例文
若し歸り給はずばといひ、彼、我に代る者汝の爲に報いんといひ、女又、汝己の爲すべき善を思はずば人善を爲すとも汝に何のかゝはり在らん 八八—
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
わが目の彼處かしこにてベアトリーチェを離れしに及ばじ、されど是我にかゝはりなかりき、そはその姿あひだまじる物なくしてわがもとに下りたればなり 七六—七八
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
汝何ぞ心ひかれて行くことおそきや、彼等の私語さゝやき汝と何のかゝはりあらんや 一〇—一二
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)