“侍童”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じどう40.0%
こわらは10.0%
こしゃう10.0%
こやっこ10.0%
わらは10.0%
わらわ10.0%
ページ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
左に太い幹をもつは楊柳ようりゅう。下には流るる河、上には浮かぶ雲。水に建ついおりの中には囲碁を挿む二人の翁。右には侍童じどうが茶をせんじる。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
領主 その書面しょめんようわ。これへ。……して、夜番よばん呼起よびおこしたはく侍童こわらはとやらは何處どこる?……こりや、其方そち主人しゅじん此處このところへはなにしにわせたぞ?
マーキュ うんうん引掻ひっかかれた/\。はて、これで十ぶんぢゃ。侍童こやっこめは何處どこにをる? 小奴やっこ、はよって下科醫者げくわいしゃんでい。
パリス 侍童わらはよ、その炬火たいまつをおこせ。彼方あちて、つッとはなれてゐい。……いや、それをせ、人目ひとめかゝりたうない。
つづいて、一ざん僧侶そうりょたちは、おさな侍童わらわのものまで、楼門の上にひしひしとつめのぼった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼女の髪は童女の習慣どおり、侍童ページのように、肩あたりまでの長さに切下きりさげにしてあった。
クララの出家 (新字新仮名) / 有島武郎(著)