“低書”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ていしよ50.0%
ていしょ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此書の末に「南品川猟師町三十九番地池田全安」と低書ていしよしてあつた。わたくしは此に書を裁した知人の名をおほやけにする必要を認めない。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
「此本二十年前。友人狩谷卿雲為余購得之於書賈英平吉。簡編蠧蝕。古色可愛。不欲繕修改旧。但平生披閲。怕愈就壊爛。頃日倩関定能。背装綴緝。跋以数語。吁余与卿雲。今倶為頒白翁。而尚孜々読書。不異少年之態。則其迂濶於世。固不復疑。毎相対嗤耳。信恬又識。」これが跋の後に低書ていしよせられた識語の全文である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
所々しょしょぜんいわく低書ていしょした註がある。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)