“代難”の読み方と例文
読み方割合
かへがた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
取落し一里餘行て思出しあれは大切の品なれば紛失させては濟難すみがたし此處迄來りて取て返へすは太儀なれども印籠には代難かへがたしとて取て返し龜屋に至りみぎの由を云て尋ねけれども一向に知れず是非なく其處を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
當人たうにんの口より申立之有處に却つて其方一人さへぎつて主殺しには之無と申立ること其いはれ有やと言葉やはらかにたづねられければ吉兵衞は先年の始末今更申立るも恥の上の恥とは思へども久八がいのちには代難かへがたさりとて外に申立べきこともなく途方とはうくれて居たりけり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)