“仏生会”のいろいろな読み方と例文
旧字:佛生會
読み方割合
ぶっしょうえ66.7%
たんじょうえ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四月八日の仏生日たんじょうびがきた。許宣が興が湧いたので、承天寺へ往って仏生会ぶっしょうえを見ようと思って白娘子に話した。白娘子は新しい上衣と下衣を出してそれを着せ、金扇を持ってきた。
雷峯塔物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
日次ひなみ記事に依れば、東寺とうじなどで花摘といったのはこの日花御堂を結構して、小釈迦こしゃかの銅像を安置することで、この日また比叡山戒壇堂かいだんどう仏生会ぶっしょうえに、女人等の常は登拝を許されざる者も参詣し
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
四月八日の仏生日たんじょうびが来た。許宣はきょういたので承天寺しょうてんじへ往って仏生会たんじょうえを見ようと白娘子に話した。白娘子は新らしい上衣うわぎ下衣したぎを出してそれを着せ、金扇きんせんを持って来た。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)