“五濁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごじょく66.7%
ごぢよく33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山の麓から四方へひろがって、青空の雲につゞいて居るあの廣い/\大地、———あの大地こそは、経文のうちにまざ/\と描かれて居る五濁ごじょくの世界であると云う。
二人の稚児 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「源大納言さんの八講に行ったのです。たいへんな準備でね、この世の浄土のように法要の場所はできていましたよ。音楽も舞楽もたいしたものでしたよ。あの方はきっと仏様の化身けしんだろう、五濁ごじょくの世にどうして生まれておいでになったろう」
源氏物語:15 蓬生 (新字新仮名) / 紫式部(著)
ゆき五濁ごぢよくをそゝげばか
全都覚醒賦 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)