云付いいつけ)” の例文
着物も越後屋えちごやのぞみ次第云付いいつけさするから遠慮なくおしも使つかえ、あれはそなたの腰元だから先刻さっきよう丁寧ていねいに辞義なんぞせずとよい、芝屋や名所も追々に見せましょ。
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
手前おぼえがあらう、それおれがまだすつぺかしたての時分よ、親父の云付いいつけで、御所ごぜの町へ鮨を商ひにいつたらう、その時は手前も振袖かなんか着込んで、赤いきれを頭へかけ、今たあちがつて