“二人乗”の読み方と例文
旧字:二人乘
読み方割合
ににんのり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たくから船へ積んで扇橋へ持ってき、猿田船やえんだぶねへ載せ、僕が上乗うわのりをして古河の船渡ふなとからあがって、人力をあつらえ、二人乗ににんのりの車へ乗せて藤岡を離れ、都賀村へ来ると
秋の日は用捨なくかたむいた。今夜は宇治ときめたので、余等は山を下ると、川畔かわばたの宿にもいこわず、車を雇うた。二人乗ににんのりが二台。最早上方でなければ滅多に二人乗は見られぬ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)