“乾物屋”の読み方と例文
読み方割合
かんぶつや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
節季はむろんまるで毎日のことで、醤油屋しょうゆや、油屋、八百屋やおや鰯屋いわしや乾物屋かんぶつや、炭屋、米屋、家主その他、いずれも厳しい催促さいそくだった。
夫婦善哉 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
清吉せいきち正二しょうじは、学校がっこうかえりに、乾物屋かんぶつやまえとおると、おじさんが、みせにすわっていました。二人ふたりは、はいってそばへこしかけました。
海が呼んだ話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
番所の書庫から赦帳ゆるしちょうや捕物帳などを山ほど持ち出し、出勤もせずに弓町ゆみちょう乾物屋かんぶつやの二階に寝っころがって、朝から晩までそんなものを読み耽っている。
顎十郎捕物帳:02 稲荷の使 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)