“九鬼嘉隆”の読み方と例文
読み方割合
くきよしたか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
九鬼嘉隆くきよしたかという贅肉ぜいにくもなく骨じまりの慥乎しっかとした色のくろい男だ。いわゆる潮みがきにかけられた皮膚と生きのいいぼらみたいな眼をもって
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、ののしり出した。鳥羽とば九鬼嘉隆くきよしたかも、忘恩の徒である、人でなしであると、家康に、理由を聞かせるのであった。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
こんどの荒木村重むらしげ退治の合戦にあたって、織田方に一異彩いさいを加えた手勢がある。九鬼嘉隆くきよしたかひきいる水軍だった。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)