“九戸”の読み方と例文
読み方割合
くのへ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼の南部の九戸くのへ政実ですら兎に角天下を敵にして戦った位であるから、まして政宗が然様そう手ッ取早く帰順と決しかねたのも何の無理があろう。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
日本の北の端、岩手県の九戸くのへ郡ではコワエコというのが、午前の九時ごろと午後の三時ごろ、仕事の一ぷく休みに取る食べ物のことであった。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
(1)糠部郡は、いまの陸奥、陸中の二国に跨がった二戸にのへ三戸さんのへ九戸くのへの郡辺の総称である。昔ここに長者があった。
東奥異聞 (新字新仮名) / 佐々木喜善(著)