“主神”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんづかさ25.0%
ぬしがみ25.0%
カンヅカサ25.0%
シユジン25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
折から彼等の腹心の中臣習宣阿曾麻呂すげのあそまろが太宰府の主神かんづかさとなって九州へ赴任ふにんすることになった。主神は太宰府管内の諸祭祀をつかさどる長官で、宇佐八幡一社のカンヌシの如き小役ではなかった。
道鏡 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
そして明朝もっとも早く目覚めた者はかの秀麗な早池峰山に飛びいってその主神ぬしがみになろうと約束しておいて眠りについた。
東奥異聞 (新字新仮名) / 佐々木喜善(著)
折から彼等の腹心の中臣習宜阿曾麻呂スゲノアソマロが大宰府の主神カンヅカサとなつて九州へ赴任することになつた。主神は大宰府管内の諸祭祀をつかさどる長官で、宇佐八幡一社のカンヌシの如き小役ではなかつた。
道鏡 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
神実カムザネ・神主など言ふ語も、神の中心的な存在・生きてゐる神の精髄、神主は主神シユジンといふことになる。神主をさすことの多くて、之を神髄なる神といふ風に解してもよい訣だ。
日琉語族論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)