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丹波栗
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たんばぐり
ふりがな文庫
“
丹波栗
(
たんばぐり
)” の例文
正面の
築山
(
つきやま
)
の頂上には自分の幼少のころは
丹波栗
(
たんばぐり
)
の大木があったが、自分の生長するにつれて反比例にこの木は老衰し枯死して行った。
庭の追憶
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
茹栗
(
ゆでぐり
)
、
燒栗
(
やきぐり
)
、
可懷
(
なつか
)
し。
酸漿
(
ほうづき
)
は
然
(
さ
)
ることなれど、
丹波栗
(
たんばぐり
)
と
聞
(
き
)
けば、
里
(
さと
)
遠
(
とほ
)
く、
山
(
やま
)
遙
(
はるか
)
に、
仙境
(
せんきやう
)
の
土産
(
みやげ
)
の
如
(
ごと
)
く
幼心
(
をさなごころ
)
に
思
(
おも
)
ひしが。
寸情風土記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
いけて置いた
丹波栗
(
たんばぐり
)
が芽を出す。何やらかやら皆大きくなり、おまけに隣地の
檜
(
ひ
)
の木までが林のように茂って来て、目隠しにはよいが日陰が多くなった。
野草雑記・野鳥雑記:01 野草雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
丹波栗
(
たんばぐり
)
、
丹波酸漿
(
たんばほおずき
)
、
丹波焼
(
たんばやき
)
、
丹後縞
(
たんごじま
)
、
丹後紬
(
たんごつむぎ
)
、
丹後縮緬
(
たんごちりめん
)
、
但馬牛
(
たじまうし
)
など、皆よく響き渡った名であります。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
「馬鹿っ、
丹波栗
(
たんばぐり
)
の、おたんちん。——あっちへ行けっ」
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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丹波栗
(
たんばぐり
)
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“丹波栗”の解説
丹波栗(たんばぐり、学名: Castanea crenata f. gigantea)は、主に日本の丹波・篠山地方で栽培される和栗の総称。一般に、大果系の立派な和栗で知られる。オウグリともいう。代表品種は銀寄(ぎんよせ)と筑波(つくば)で、かつては「銀由」、「銀善」とも呼称されるが、現在では「銀寄」に統一された。
(出典:Wikipedia)
丹
常用漢字
中学
部首:⼂
4画
波
常用漢字
小3
部首:⽔
8画
栗
漢検準1級
部首:⽊
10画
“丹波”で始まる語句
丹波
丹波酸漿
丹波国
丹波島
丹波康頼
丹波焼
丹波口
丹波布
丹波屋
丹波市