“世帯染”のいろいろな読み方と例文
旧字:世帶染
読み方割合
しょたいじ70.0%
しょたいじみ20.0%
しよたいじみ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私の周囲ぐるりを取りいている青年の顔を見ると、世帯染しょたいじみたものは一人もいません。みんな自由です、そうしてことごとく単独らしく思われたのです。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
この「下さいますか」が色気のある小説的の「下さいますか」ではない。色沢気抜きの世帯染しょたいじみた「下さいますか」である。我輩がこの語を聞いたときは非常にいやな可愛想な気持ちがした。
倫敦消息 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
三年さんねんのうちに大分だいぶ世帯染しよたいじみちまつた。仕方しかたがない」
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)