不届者ふとどきもの)” の例文
これは「修理病気に付、禁足申付候様にと屹度きっと、板倉佐渡守兼ねて申渡置候処、自身の計らいにて登城させ候故、かかる凶事出来きょうじしゅったい、七千石断絶に及び候段、言語道断の不届者ふとどきもの
忠義 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
京へ登りしよりこのかた文一本くれぬ不届者ふとどきもの、面談せば存分いいて面の皮をぐべしと思いしが、向うししには矢も立たず、門脇のうばにも用というを知らぬ人でもなし、のふずも大方直る年
言わせておけば方図ほうずもない、いったい貴様は何者だ、山崎譲の名をかたって拙者共の部屋へ案内もなく推参する不届者ふとどきもの、拙者共の知っている山崎は貴様のような盲目めくらではない、病人ではない
大菩薩峠:08 白根山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
不届者ふとどきもの、今度はすることにことを欠いで、馬から落したぞ」
頼朝の最後 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)