“不届”のいろいろな読み方と例文
旧字:不屆
読み方割合
ふとどき50.0%
ふとど30.0%
ふとゞき20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
算盤玉そろばんだまに当って、差引こうというほど生意気なことは無い、いわんや、それに恩をせるに到っては、不届ふとどきといわざるを得ないな。
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「うむ、猟師、人が悪いぞ、これを隠して一人でこっそり飲もうなどは不届ふとどきだ……一升はしかと認めた、茶碗を出せ、さあ、おのおの」
大菩薩峠:05 龍神の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
侍「おのれ下手したでに出れば附上つけあがり、ます/\つの罵詈暴行ばりぼうこう、武士たるものゝ面上めんじょうに痰を唾き付けるとは不届ふとゞきな奴、勘弁が出来なければうする」