上舟のぼり)” の例文
しきりと、ひきとめたが、皆、胸がいたんで長居ができなかった。芝村しばむらの腰かけ茶屋へ来て、昼飯ひるをつかい、淀の上舟のぼりの時刻を聞いて、それまで、奥の床几しょうぎで一眠りしていた。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)