“一什”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しじふ50.0%
しじゅう33.3%
いちじゅう16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
呼入よびいれ今の次第和吉が來りし事よりして斷りたるは癲癇てんかんと云ふらしたる元益が所爲しわざよること是はまた家主庄兵衞が戀慕れんぼに出で云々かく/\なりし一一什しじふ委敷くはしくかたるを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
と、孫新は女房から聞く一ぶ一什しじゅうにただ唸って、深く腕ぐみを結んだままだったが、やがてこうぼそっといった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いや、あんたは一什いちじゅうを葛岡に打ち明けられてびっくりした。しかし自分は葛岡に対しては何の心もなし、また、先生に対してはもとより懐かしい気持の弟子である。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)