“こたつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
炬燵87.6%
火燵9.5%
巨燵1.7%
小辰0.8%
胡燵0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしが十一か二の年の冬の夜だつたと覚えてゐる。お父さんは役所の宿直番で、私はお母さんと二人炬燵こたつにさしむかひにあたつてゐた。
お母さんの思ひ出 (新字旧仮名) / 土田耕平(著)
この辺は固より寒い処なのでその火燵こたつは三尺四方の大きさである。しかし寝る時は火燵に寝ないで別に設けてある寝室に行て寝る。
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
五「それは余りお固いお洒落でげすな、わたくしが洒落ましょう、斯ういうのは何うでございます、大黒様が巨燵こたつあたってるのでございます、大黒あったかいと」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
番目ばんめには露國文豪ろこくぶんがうトルストイはく傑作けつさく千古せんこゆき」とふのと、バンカラ喜劇きげき小辰こたつ大一座おほいちざふのが、赤地あかぢしろいてあつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
お房が父の背中に頭をつけて、心地こころもちさそうに寝入った頃、下婢は勝手口から上って来た。子供の臥床が胡燵こたつの側に敷かれた。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)