“フランスじん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
仏蘭西人90.0%
佛蘭西人10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここに滞在している仏蘭西人フランスじんかわったプロフェッサが一人いることは、いつか初めて葉子をつれて、日本座敷に泊まっていた時、マネイジャ格の老ボオイから聞いた話だったが
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
主婦の母は、二十五年の昔、ある仏蘭西人フランスじんとついで、この娘をげた。幾年か連れ添ったのち夫は死んだ。母は娘の手を引いて、再び独逸人ドイツじんもとに嫁いだ。その独逸人が昨夜ゆうべの老人である。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
佛蘭西人フランスじんだアルゼリヤをおかさない數年前すねんぜんに此ブリダアのまちにラクダルといふひとんでたが、これは又たたいした豪物えらぶつで、ブリダアの人々から『怠惰屋なまけや』といふ綽名あだなつてをとこ
怠惰屋の弟子入り (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)